仏に見(まみ)えるために――仏と人が関係を取り結ぶ儀礼において、仏像は様々な役割を果たしてきた。懺悔、観仏、念仏、誓願……修行者の願望を託された仏像の役割を解説しながら、インドから中国へ、そして現代の日本へと伝わる仏教儀礼の歴史的展開と、その思想的意味を明らかにする。好評シリーズ、ついに完結!