ドキュメンタリーは今、大きな可能性を秘めている。個人の視点で作られた映像が世界を変える力を持ち、世界では、ハリウッド大作にも比肩するエンタテインメント性を帯び始めている。日本においてはドキュメンタリーの制作ノウハウは一部の優れた制作者たちの頭の中に留まっている。企画から、撮影、編集、制作後の展開方法まで、その道のエキスパートたちに話を伺い、クリエイターの指針となり、力になるような「制作の考え方」を引き出そうと心掛けた。(監修者序文より)