戦争がづづき、お父さんは戦地へ赴き、お母さんは軍需工場で働いている…。そんななか、ロザリーは自分に指令をだし、ひみつの任務につく「大尉」になりました。ロザリーにはどうしてもなしとげたいことがあったからなのです。お母さんが工場で働いているあいだ、すごしている教室の片隅でおこなっている任務とは? 戦争の暗い影におおわれる毎日を生き、真実を切実に望んだ少女の姿を描く、悲しみに寄り添う物語。