大学には教員個人の研究、学部・学科組織による教育に加えて、社会貢献の諸活動が求められている。社会貢献活動には産学連携、生涯教育、国際交流が三本柱になる。本書は、著者の国際交流を振り返ったもので、民間研究者、教員、大学経営者であった経験を通じて、個人から組織の交流へと展開してきたチャレンジが記録されている。「当方にその気があれば相手も応じる」という信念のもとに行った事例が、大学のグローバル化を目指す方々の参考になろう。