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  • 著者丹羽宇一郎
  • 出版社朝日新聞出版
  • ISBN9784022951861
  • 発行2022年9月

生き方の哲学

1999年、伊藤忠商事の社長として約4000億円の不良資産を一括処理してバブルの後始末をし、その翌年には同社史上の最高益(当時)を記録する。2010年に駐中国日本国特命全権大使に就任してからは、尖閣諸島国有化をめぐって最悪の日中関係の中、日本と中国の関係正常化に向けて奔走する──。 まさに激動の人生をブレずに貫いた「生き方の哲学」とは何か。その内実を余すところなく開示する。「人生の背骨」をつくるために、必読の書。第1章 「ペン」より「パン」――人間はお金を常に求める動物だ・お金なしで幸せと言えますか?・いくらあれば満足できますか?・入社一年間はネクタイ一本の生活・収入と連動しない私生活・ビジネスマンはカネの匂いがしなければならない・お金の価値は生活レベルとともに変わる・大企業の一〇〇万円と中小企業の一〇〇万円は違う・人を喜ばせるお金の使い方・良いお金儲けと悪いお金儲け・八割は思想よりもお金を選ぶ・資本主義は終わらない・死ぬまでお金を求める動物・お金は思想や信条と密接に関わる第2章 仕事──働くために生きる・ワークライフバランスなんていらない・コロナがもたらす「残酷な経済」・テレワークで成果主義がやって来る・新しい仕事では権限と責任が明確になる・スペシャリストでなければ生き残れない・大事なことは記憶ではなく、記録に残す・毎日の読書が差をつける・個人が世界相手にビジネスをする時代・生き抜くためには海外と手を組む・AIに使われるな。使う人間になれ・AIは戦争をなくせるか第3章 成功──出世を目ざして出世したヤツはいない・目標をもって仕事に臨め・年齢によって目標は違ってくる・一度に全部はできない・出世する人としない人はどこが違うか・自己評価は他人の評価の二倍になる・人にホメられるように努力せよ・人を喜ばせるような仕事をせよ・仕事はすればするほど深まり幅が広くなる・自分の得意分野を把握せよ・「すべては現場に宿る」というビジネスの鉄則・中国全土を回って知ったこと・最も大切なのは信用・信頼・トップは命をかけて仕事をせよ第4章 覚悟──死ぬまでベストを尽くせ・定年退職後、どうするか?・会社の辞め方をつくっておく・働きたい、学びたいシニア層・若手に必要とされる年寄りになれ・定年後に生きる「武器」を身につけよ・老人は若手に「席を譲れ」・世界を狭める過去の肩書とプライドを捨てよ・お金のない年寄りは孫にも相手にされない・「余命一〇年」を宣告された・突然、歩けなくなった・健康法は自分の調子に合わせるのが長く続けるコツ・人に喜ばれることに力を尽くせ・感激、感動を忘れるな第5章 生きる──いつも自分の心に忠実に生きよ・「親ガチャ」にとどまるな・自分の不運に感謝せよ・生きている限り努力を怠るな・「自分だけが――」という落とし穴・悩みは「生きている証拠」・サムシング・グレートによる「奇跡」の共通点・成功も失敗も誰かが必ず見ている・自分の心に忠実に生きる・毎日、いつでもどこでもベストを尽くせ・明日死んでも、それが自分のベスト・一歩踏み出せば、見える風景が違う

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