「果てない波がちゃんと止まりますように」
「君と好きな人が百年続きますように」
一青窈が「ハナミズキ」にこめたほんとうの想いを、
絵が、英訳が、まったく新しい形で描き出す。
作画は、島根県の山奥に暮らす若手作家・ねっこかなこ。自然に囲まれた茅葺古民家で、日本画の画材をつかって仕上げられた絵は独創的で、見る者をおどろかせ、やさしく・深くハナミズキの世界へといざなう。
英訳は、歌詞を深く掘り下げ、独自視点での訳出に定評のある詩人アーサー・ビナード。「ハナミズキ」は A Hundred Yearsと訳された。
一青窈が「ハナミズキ」を書いたのは、911同時多発テロ直後だった。母となり、ハナミズキにこめた「ほんとうの想い」はさらに深まった。もっと広く、大人だけでなく子どもたちに、この歌を届けたい。
この歌だけは、本棚においてほしい。