本書は、もはや不確実性を削減し環境適応をめざす情報処理型の経営情報システムのみを想定するのではなく、環境へ能動的に働きかける情報創造型へのパラダイム・シフトを仮定した上で、現代経営情報論の戦略的、創造的課題を論じ、学問として解明することで経営情報学の視座を思索する。