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  • 著者枝元なほみ
  • 出版社朝日新聞出版
  • ISBN9784023319660
  • 発行2022年10月

捨てない未来 / キッチンから、ゆるく、おいしく、フードロスを打ち返す

農業生産者のサポートや「夜のパン屋さん」「大人食堂」などフードロス×飢餓ゼロ運動に力を注ぐ人気料理研究家が伝える、未来を捨てないために今考える食のこと。藤原辰史京都大准教授との対談、食材にも体にもやさしい保存法やレシピも。【本書の内容】■第1章 小さな台所と社会システム ○枝元なほみ×藤原辰史対談1「女に押し付けられるものがある?」  対症療法と、根源的な変革/楽しく食べること。誰かを傷つけずに食べること/システムの中に食べ物がある/戦場化する現代/食べられないことの恨み/「二度と飢えさせない」プロパガンダ/多様性に耐える ○ロスを打ち返すキッチン1    大物野菜を駄目にしない、ロスにしない     発酵白菜/半干し大根/にんじんの塩揉み/揚げねぎ   ついつい残しちゃいがちな香味野菜     三つ葉、せり、茗荷、しそ/青唐辛子、赤唐辛子/フレッシュハーブ類   余りがち、放置しがちなスパイス、乾物、調味料     パプリカ、ナツメグなどのスパイス類/中華料理、韓国料理用の乾物や調味料    ○フードロスについて考えてきたこと 00   芝居から学んだ、人の生き死にと食べること/   「一番貧乏な人は飢え死にですね」/ビッグイシューのフラットな関係性/ 捨てられているむかごをお金にできないか/姿形の悪い子たちに行き場を/「捨てない」を重荷にしない■第2章 右肩上がりの坂をパタンと倒す ○枝元なほみ×藤原辰史対談2「奪い合うパイは地球にはもうない」   ビックリマンチョコが象徴していたもの/欲望せよと駆り立てる社会/食べ物は消えていく/虚栄心と小さな自分/時間に自分をゆだねる ○ロスを打ち返すキッチン2    冷凍庫利用のすすめ    だしをとった後の昆布/油揚げ/きのこ類/生姜/トマト/     ついでながらパンの冷凍庫保存について   漬けたり、焼いたり     漬物/焼き野菜/柑橘ピール   晒について    ■第3章 根本に「愛」のようなものがあれば ○システムを内部から分解していく人たち /鴨志田農園/ばんざい東あわじ ○枝元なほみ×藤原辰史対談3 「『里芋の皮、揚げるとうまいね』の世界」  人が「混ざる」ことがいい/プライドの問題と食堂、給食/料理することと人間の尊厳/資本主義を内部から分解する ○コロナ禍や予想外に始まる戦争で見えた、抜け落ちている中身##著者略歴枝元なほみ えだもと・なほみ横浜市生まれ。劇団の役者兼料理主任、無国籍レストランのシェフなどを経て、料理研究家としてテレビや雑誌などで活躍をつづける。一方で、農業支援活動団体である社団法人「チームむかご」を立ち上げたり、NPO法人「ビッグイシュー基金」の理事も務め、雑誌「ビッグイシュー日本版」では連載も執筆。2020年に、フードロスと貧困問題の解決にチャレンジするため、営業時間終了直前に売り切れなかったパンを引き取って、同雑誌の販売員や、そのほか仕事がない人たちが販売する仕組みを実践する「夜のパン屋さん」をスタートする。また、子どもたちの給食を有機食材にするための活動にも心

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