マヤの神話、インディオ世界への深い共感と愛惜をこめて書きあげられた、グアテマラのノーベル賞作家アストゥリアス(1899‐1974)による"魔術的リアリズム"の傑作。「「大帽子の男」の伝説」「「花咲く地」の財宝の伝説」「春嵐の妖術師たち」など、古代マヤ、植民地時代の信仰と伝説が力強く痙攣する蠱惑的な夢の精髄。