• 著者村上直久
  • 出版社平凡社
  • ISBN9784582860177
  • 発行2022年11月

NATO冷戦からウクライナ戦争まで

第二次大戦後、ソ連など東側諸国への対抗のため作られた軍事同盟NATO(北大西洋条約機構)。冷戦終結でその役割を終えるかと思われたが、90年代のユーゴ紛争、21世紀の中東紛争で重要な役割を果たし、東欧への拡大は現在のウクライナ戦争の大きな原因となった。さらにウクライナ戦争は、中立国だったフィンランドとスウェーデンのNATO加盟という思わぬ結果をもたらした──。
冷戦終結後、拡大を続けてきた西側軍事同盟の“ほんとう”の姿。プーチンはなぜウクライナに侵攻したのか。NATOの歴史を知れば、ウクライナ戦争がわかる!
《目次》
プロローグ
第一章 NATOの誕生、冷戦とその終結
第二章 旧ユーゴ紛争とNATO空爆
第三章 NATOのアフガン・ミッション
第四章 NATOの拡大
第五章 NATOとEU
第六章 ウクライナ戦争とNATO
[コラム]日本とNATO
エピローグ
巻末資料
NATO年表
北大西洋条約
2022年NATO戦略概念の部分訳
歴代のNATO事務総長
ヨーロッパの安全保障構造
参考文献・資料一覧
《著者紹介》
1949年生まれ。東京外国語大学フランス語学科卒業。75年時事通信社入社。編集局英文部、外国経済部で記者、デスク。米UPI 通信本社(ニューヨーク)出向、ブリュッセル特派員を経て、2001年に退社後、長岡技術科学大学で14年間、常勤として教鞭を執る。専攻は国際関係論。定年退職後、時事総合研究所客員研究員。学術博士。日本記者クラブ会員。著書に『ユーロの挑戦』『国際情勢テキストブック』(以上、日本経済評論社)、『WTO』『世界
は食の安全を守れるか』『EU はどうなるか』(以上、平凡社新書)など。編著に『EU 情報事典』(大修館書店)。

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