「東北・茨城のグッドデザイン 2011-2021」
公益財団法人日本デザイン振興会は、2011年度から2020年度の10年間、グッドデザイン賞を通した東日本大震災からの復興支援を行ってきました。
本書では、「復興と新しい生活のためのデザイン」をテーマに、2021年度受賞も加えた11年間の東北6県および茨城県の受賞デザインに焦点を当てるべく、特に特別賞を受賞するなど高い評価を得たデザインや各県の特徴ある産業を中心に、受賞者や受賞デザイナーに改めて取材を実施。「手仕事をつなぐ」「創造的ものづくり」「地域価値の再発見」「建築」「コミュニティデザイン」「記憶の継承」という6つの視点から、受賞者ごとに72本の記事にまとめました。各地の文脈と震災後の時間軸のなかで、さまざまな課題にデザインがどう応えようとしてきたかをお伝えします。