• Author今西錦司
  • Publisher岩波書店
  • ISBN9784004161097
  • Publish Date1990年9月

人間以前の社会

目次 第一章 人間社會に近接した社會--硏究はどのようにして進められたか-- / p1 硏究のはじまり / p1 擬人主義の追放 / p4 追放ブレームに及ぶ / p8 動物における社會の否定 / p10 再建はどこからおこったか / p15 順位制の發見 / p20 テリトリー制について / p24 順位制とテリトリー制との關係 / p27 第二章 人間社會に近接した社會(つづき)--サルの社會-- / p31 ケモノではどうなっているか / p31 順位制からリーダー制への發展 / p35 リーダーの機能 / p38 リーダー制とテリトリー制との關係 / p43 グループ制について / p48 グループ制から分業制への發展 / p54 第三章 人間社會から遠い社會--一般下級動物の社會-- / p58 順位制やテリトリー制はどの程度の動物にまで認められるか / p58 人間本位的な社會から生物學主義的な社會へ / p64 集中だけが社會現象ではない / p70 いわゆる群體なるものは社會ではない / p79 下級動物はどうして集中することがすくないか / p87 第四章 人間以前の家族--昆蟲の社會に家族が現われるまで-- / p95 もっともプリミチブな生活 / p95 母性行動の曙光 / p98 カリウドバチに家族生活が現われるまで / p102 家族生活の發展 / p107 超個體的個體制の確立 / p112 家族生活の發展はなにをもたらしたか / p117 アリ・シロアリの超個體的個體制 / p122 第五章 人間以前の家族(つづき)--哺乳類の社會に人間の家族が現われるまで-- / p131 トリ・ケモノの家族生活 / p131 トリ・ケモノの群れ生活 / p134 群れ生活と家族生活との矛盾および哺乳類における群れ生活の完成 / p138 ふたたびサルの群れへ / p141 サルの群れの發展は群れの崩壞である / p146 サルの群れの崩壞過程 / p150 サルの群れから人間の家族へ / p154 最後にディスカッション二つ三つ / p162 附記 / p169 索引

>> 続きを表示