便器を展示して、それがアートになるのか?
そもそもアートとは何か?
わからないからこそ、「現代アート」を「難解」と感じる人は多いのだと思います。
しかし実は、現代アートは小学生でも、その魅力がわかるのです。
すぐれたアートとは、決して難解ではなく、誰でもわかります。
本書では、現代アートの巨匠・マルセル・デュシャンから、詩人・最果タヒまで、
さまざまなアーチストをとおして、現代アートの魅力、楽しみ方を紹介します。
【著者情報】
布施英利(ふせ・ひでと)
芸術学者、批評家。1960年群馬県生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業、同大学院美術研究科博士課程(美術解剖学専攻)修了。学術博士。大学院在学中に最初の著書『脳の中の美術館』を出版。以後、これまでの著書は60冊ほど。東京大学医学部助手(養老孟司研究室)を経て、現在は東京藝術大学美術学部教授。著書に『脳の中の美術館』をはじめ、『死体を探せ!』『子どもに伝える美術解剖学』『構図がわかれば絵画がわかる』『人体 5億年の記憶』『洞窟壁画を旅して』など多数。オンラインでは電脳アカデミア「美の教室」と「自然の教室」の講座に取り組んでいる。