ポスト・モンゴル期の始まりとなる一四世紀から一九世紀後半までを概観する「近世」グローバル・ヒストリー。宗教、奴隷貿易、感染症など多彩なテーマを軸に、大交易時代や「長期の一八世紀」を通じて世界が緊密化する一方、その構造化が進み、現在につながる多様な地域文化が創出される様子を描く。歴史教育の課題も考察。