師走。日本橋は木原店の一膳飯屋塩梅屋では、主の季蔵が、小雪ずしと名付けたヤリイカや鮪の押しずしを昼から振る舞っていた。その評判を聞きつけて、北町奉行の烏谷も早速やって来た。烏谷は、小雪ずしと鮪尽くしを堪能した後、隠れ者(密偵)でもある季蔵に驚愕の密命を与えた。その翌朝、季蔵は喜多見国麿という美人画が得意な浮世絵師の骸検めに呼ばれるが……。二六〇万部突破! 季蔵の料理の腕と推理がさらなる高みに。大ベストセラーシリーズ、円熟の最新刊。
ユーザーページを閲覧するにはFacebook認証が必要です。
一度でもログインしたことがあれば、自動的にログインをした後、ユーザページにアクセスできますが、初めての場合はFacebook認証の確認画面が表示され、了解を得たのちにアクセスできます。