"寝たきり""痴呆"という現象を、個体の病理としてみるのではなく、社会・家族・自分自身という三つの水準における"関係障害"という視点からとらえ直したい-。本書は、"生活リハビリ"の第一人者が、医療や看護に従属していた"介護"の世界を、思想のことばにまで高めた画期的労作。