ホームズが暮らす下宿の料理人・ハドスン夫人が、彼の好物のレシピを思い出と共に綴る。下宿を訪れる警部たちや、ベーカー街遊撃隊のあの子も登場。パスティーシュ小説のようでありつつ、ヴィクトリア朝全盛期の豊かな食文化・風俗の貴重な記録でもあるユニークな一冊。