ポール・トゥルニエは、スイス人の医師、精神療法家。本書は、数ある著作の中から『人生の四季』『結婚の障害』『生の冒険』という人気ある著作を取り上げ、彼の伝えようとした人生の豊かさ、神の前に人間が持ちうる希望について、わかりやすく解説を試みる。また、読者のレポートを紹介し、その深い人間理解と洞察を、多角的に生き生きと描いている。時代を超えた価値を持つトゥルニエの思想の入門書として、また、より深いキリスト教的真理を求めたい人々に大いに役立つであろう。