「あらゆる問題解決において最優先すべきは、食事改善(植物食への転換)である」
翻訳・著述家であり、長年ヴィーガン(完全植物食者)を続ける加藤明が、「どんな生き物も、大きいものも小さいものも、みんな安心していきられるような、平和な世界に」という思いをこめて、国内外の文献を紐解きながら、植物食をした心優しき8人の偉人(レオナルド・ダ・ヴィンチ、トルストイ、シュヴァイツァー、宮沢賢治ほか)の思想と、人生の軌跡をつづる。
本書は、栄養学的な視点をこえて、著者独自の深い思索と調査にもとづき、偉人たちの崇高な思想・実践のほか、人間として本当に健康に、幸福に生きるための食事のあり方を示すとともに、多くの宗教に通底する真理を伝える。また、海外の各界で活躍するベジタリアンの著名人情報等も掲載。植物食への意識が海外よりも立ち遅れているといわれる現代日本の常識に大きな一石を投じる書である。