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  • 著者伊藤潤二 佐藤優 長崎尚志
  • 出版社小学館
  • ISBN9784091846570
  • 発行2012年8月

憂国のラスプーチン 5

証拠が無くても有罪にするのが検察の流儀!
外交官・憂木衛が背任と偽計業務妨害の容疑で東京地検特捜部に
逮捕されて4か月。これまで丁々発止の戦いを続けていた西村検事の
取調べが突然、終了した。
当時の総理大臣に依頼され、プーチンの黒幕にあたる人物を探るため、
イスラエルのモサドに協力を仰いだと憂木が発言したとたん、である。
これが事実なら、憂木の無罪はもちろん、外交や政界のタブーに踏み込む
ことになる……と検察が気付いたからだった。
明らかになったのは、憂木や都築峰雄議員にかけられた全ての容疑が、
起訴できるほどの根拠が無い、ということ。普通なら無罪放免である。
だが検察は逮捕した以上、絶対に裁判で有罪にしてやると言うのだ。
………これは発展途上国や軍事独裁国家の話ではない。先進国・日本の
現実なのだ! 信じられるだろうか!?
しかし憂木はたじろがない。”国策捜査”に立ち向かうべく、
いよいよ第1回公判を迎える…!!
本誌掲載時に好評を博したプロレスラー・アントニオ猪木参議院議員の
ソ連での活躍を描いた前後編も収録、ますます読み応えを増した
第五弾!!

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