本書は、青年期に見られる心の問題や障害、それらに対する援助や治療についての留意点や臨床の知を、第一線の臨床家が多角的に述べたものである。援助や治療においてさまざまな選択肢をもてるよう、各治療者が日常臨床からフィードバックしたきわめて実践的な知見を集めている。時代とともに変遷する青年期心性の多様さに対応すべく、また時を超えた普遍的な青年の悩みに応えうるための、最新の臨床指導書。