1973年に設立され、2023年に創立50周年を迎える「社会事業史学会」。学会創立50周年を記念し、学会員の総力をもって創りあげた論文集である。
学会の基本理念を具体化すべく、全会員に呼びかけ公募によって選定された44本の論文を収録する。
各論文の主要テーマは社会福祉における「歴史研究と方法」。各論文は、歴史研究の「方法論」を自覚し先行研究の検証と執筆者自らの研究実績を顧み、今後の専門的研究の展望を拓くことを趣旨として執筆されている。
第2巻の論点は、人権/地域福祉と福祉運動/貧困と福祉労働/福祉の対象と支援/実践史/社会史/史料論。広がる多様かつ多義的テーマが語る、社会事業史学会の歴史研究の推移と現状および今後の展開。