▼これは物理現象としての、人類の物語。▼「人間とは何か」「我々はどこから来てどこに行くのか」__こうした問いに対し、本書は「人間は物理現象である」という立場から論を展開していく。人間の存在は、物理法則を超越した奇跡ではない。しかし、今ここに知性と意識を有する人間として生きていることは、無数の偶然が重なり合った結果として実現された、奇跡的な出来事なのである。生命・知性・意識の3つの面から奇跡的な物理現象としての人類を語る、迫真のサイエンス読本。