魯迅(1881‐1936)には小説のほかに数多くの評論・随筆があり、寸鉄人を刺す筆を揮った。その中から自己の心境を述べた「『墓』の後に記す」、3.18事件に抗議した「花なきバラ」、林語堂との論争記録「『フェアプレイ』はまだ早い」、講演「魏晋の気風および文章と薬および酒の関係」、遺言を記した「死」など17篇を収録。