近くの書店で在庫を調べる
  • 著者芥川龍之介
  • 出版社岩波書店
  • ISBN9784003107096
  • 発行1991年2月

或日の大石内蔵之助/枯野抄 / 他十二篇

志をとげた後の大石の微妙な心理の変化を分析し,忠義とか仇討ちへの賛美を静かに批判した表題作.芭蕉の死の床での弟子たちの感慨に托して,芥川にとって深い人格的影響を受けた漱石の,臨終をめぐる門弟たちの心理的反応を描く「枯野抄」.本書には主として題材を江戸から幕末・明治初期に求めた作品篇を収めた. (解説 中村真一郎)

>> 続きを表示