父の仕事を語り、自らの思想を明かすエンデ。ピカソやキリコの同時代人、ひときわ予言的なテーマを追った幻想画家エトガー・エンデと、その息子、作家のミヒャエル-2人のエンデはたくさんのイメージを共有する。"頽廃芸術"の烙印を押されて忘れられていたエトガーの作品が、ナチの闇の時代に生んだもうひとつの"ゆたかな闇"。その数々の作品世界を発掘し、父子が相互に与えた影響と、2人にとってのファンタジーの秘密をさぐるインタビュー。エトガーの素描多数収録。