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  • Author門脇禎二
  • PublisherNHK出版
  • ISBN9784140012680
  • Publish Date1958年9月

出雲の古代史

目次 はしがき / 3 I スサノオの道 / 11 1 スサノオ神の出雲降り / 14 須佐訪問 神話-追放されたスサノオ神 2 三つの論点 / 21 ヒ(肥・簸)の川上 スサノオの神名と須佐の地 古代の道 須賀の宮 3 古代貴族の出雲の印象 / 33 出雲国風土記 記・紀の出雲観 出雲観にみる朝鮮とのかかわり 出雲を大和に結んだルート II 出雲における西と東--出雲フルネの敗北とオウ国家の成長 / 43 1 出雲西北部の紛争 / 46 出雲フルネの説話 出雲西北部の首長神 フルネの飯入根殺害 2 吉備勢力進出の波紋 / 54 フルネの敗北と二つの古墳-松本一号墳と神原神社古墳 吉備勢力の進出 「出雲大神」の神宝は「不明」になったか 3 オウの王の国づくり / 65 オウ宿禰の原像 意宇における王陵の築造 出雲の「初国」 オウ国王と民衆 意宇の玉作りとその遺跡 〔補論・出雲国造と地域国家について〕 III 出雲国家の形成 / 89 1 吉備国家の出雲西北部支配とその転機 / 92 出雲の神門 フルネの旧領の動向 吉備国家の「反乱」と出雲 2 オウ王の出雲支配 / 101 オウ王の支配の拡充 カモス(神魂)神とクマノ(熊野)大神 出雲建国神話 出雲西北部の掌握 3 大和からの使者 / 119 海の道 物部氏の出雲入り 県の設置 IV 出雲の国造 / 131 1 迫りくる大和の新しい圧力 / 134 大和国家の吉備圧迫策と安芸アスカ 須佐に迫る大和国家の圧力 出雲支配を主導した蘇我氏 カンド(神門)氏の成長 2 出雲国造への就任 / 149 国造任命史料の点検 出雲国造神賀詞の語るもの 意宇の古墳の変化 3 出雲国造と民衆 / 158 采女・トネリ(兵衛)の貢進 屯倉の設置 部民の指定 出雲西部の状況-キツキ大神とカンド氏 評制の施行 政情の不安と力役への抵抗 V 出雲と古代統一国家 / 181 1 国司の着任 / 184 藤原京に召集された出雲国造 国司、忌部宿禰子首の着任 2 国造の転身と郡司・民衆 / 191 出雲国造の神賀詞奏上 国司・郡司と国造 民衆と律令政治 3 北の海つ道と出雲国 / 201 対外軍事体制と出雲国 上国出雲の方向と限界 VI 出雲の神話 / 211 1 出雲の語部 / 214 四ヵ所の語部 語部以前から語部へ 取捨され変歪された出雲の原神話 2 変歪される出雲の神々 / 226 スサノオ神 敗北と従属の神話 出雲臣氏の祖神 3 出雲に生きる神々 / 245 出雲国風土記の神統譜 天の下造らしし大神-オオナモチ神 民衆と生きた出雲の神々 あとがき / 262

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