御用人である萩原敏益のもとを訪れたのは、子どもの姿をした神様・久久紀若室葛根神。時代と共に力を削がれ失った、かつての姿を取り戻したいという御用を告げられて……。良彦の祖父・敏益の生前最期の御用を描いた表題作「継いでゆく者」をはじめ、書き下ろし番外編小説を3本収録! 第10巻のその後、良彦や黄金たちの御用や日常も明らかに。
そして登場人物たちのプロフィールや、読者からのQ&Aなど、初公開情報が詰まった「神様の御用人 回顧録」も収録。ファン必携の一冊!
【書き下ろし番外編】
〇一柱「継いでゆく者」
かつての姿を取り戻したいと願う神様・久久紀若室葛根神。御用人の萩原敏益が提案したのは、美味しいものを一緒に食べ歩きすることで!?
〇二柱「永遠の相槌」
黒龍の一件も落ち着き、日常を取り戻した良彦たち。そんな中、宣之言書に平安時代の有名な刀工「三条小鍛冶宗近命」の名前が現れ――。
〇三柱「ありふれた日常」
神職を志すための資金に悩む良彦、楽しみにしていた菓子を食べられ傷心する黄金、カフェでバイトを始めた穂乃香。温かくて優しい日常と、ほんの一歩の成長を描いた物語。
【神様の御用人 回顧録】
〇登場人物プロフィール&各巻振り返り
良彦や黄金たちのプロフィールを初公開!
各巻の振り返りコーナーでは、今までに登場したキーワードと神様を紹介する「よりぬき! 御用人辞典」と「御用神紹介」を掲載。さらにコミック版『神様の御用人』のユキムラが描く神様たちの日常の1ページ漫画も収録した、読み応えたっぷりの内容!
〇御用人Q&A
読者の皆様から募集した質問に、著者・浅葉なつが回答! 「黄金がみんなに隠している趣味は?」など、キャラクターの裏話が明らかに!