2023年の春スタートのNHK朝の連続テレビ小説『らんまん』のモデル・牧野富太郎とその妻・寿衛の人生を、実際のエピソードと二人の言葉・写真でたどる一冊。
牧野富太郎は50万点もの標本や観察記録を残し、「日本の植物学の父」といわれた植物学者で、昭和天皇に植物学をご進講し、彼の「雑草という名の草はない」という言葉を昭和天皇が引用されたことでも知られています。また新発見の笹の名前に「スエコザサ」と妻・寿衛(子)の名をつけたほどの愛妻家であったことも知られています。そんな二人の人生を牧野氏のひ孫で練馬の牧野記念庭園の学芸員である牧野一?氏の監修でたどる、ドラマをより深く楽しめる一冊です。