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  • 著者アダム・スミス 山岡洋一
  • 出版社日経BP
  • ISBN9784296117550
  • 発行2023年4月

国富論 中 / 国の豊かさの本質と原因についての研究

《アダム・スミス生誕300年》
市場とは、労働とは、豊かさとは――。『国富論』は、経済と社会のしくみ、本質を、わかりやすい例と平易な言葉で解き明かした政治経済学の金字塔です。いまなお多くの方々が必読書として推薦されており、現代への示唆に富む内容といえます。本書は、たとえば日本経済新聞を読むように、日常の言葉に移し替えた画期的翻訳で多くの方から好評を博してきた単行本を文庫化したもの。難渋な翻訳調の文章を前に諦めていた方も、古典中の古典である『国富論』を読む好機です。
中巻は、「第三編 国による豊かさへの道筋の違い」と「第四編 経済政策の考え方」を収録。ローマ帝国崩壊後のヨーロッパ経済史を振り返り、輸入抑制や輸出奨励など重商主義政策を批判。植民地政策の誤りを指摘しています。さらに市場独占の弊害を取り上げ、「見えざる手」が社会の利益を高めることに言及します。

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