空に現われる時、世界各地で凶事が巻き起こるというハレー彗星は、記録に残っているだけで、今までに32回地球を訪れている。33回目の訪れを前に、過去の歴史を調べてみると、ハレー彗星が出現する時、本当に災事が起きていた。災いをもたらすというのは、迷信ではなかったのか?最近、アメリカのテクノロジー開発に冴えが見られず、進化論否定勢力が盛り返している。今、アメリカの科学界を、土台から揺さぶるものは何なのか?-未知のものを解明していく過程にこそ、大きな喜びがあるというアシモフの、好評科学エッセイシリーズ第9弾!