Webデザイナーとしてやっていくのに必要なすべてを網羅!
Webデザイナーを目指すなら、HTML/CSSの知識とスキルは不可欠です。でも、それだけではありません! デザインするだけで仕事になるのは、Webデザイナーの中でもほんのひと握り。「Webサイトを作りたいんだけど……」とクライアントに言われて引き受けた案件を無事に納品するには、Webページをデザインする以外にもたくさんの仕事があります。
それを、仕事をしながらひとつずつ調べていくのは負担でしかありません。だから、仕事のすべてを先に学んでおきませんか? 勉強するのがHTML/CSSだけでは足りません。Webデザイナーで食っていきたいなら、そのすべて学んでおきましょう!
本書で学ぶのは、案件を引き受けた直後から、納品できる状態のWebサイトを構築するまで。最も最初の段階は、クライアントにヒアリングして要件を定義するところからです。クライアントが作りたいのはコーポレートサイトなのか、ランディングページなのか、オウンドメディアなのか、あるいは別のWebサイトか?正しくクライアントの意図を聞き出して要件を定義するのに、適切な方法を紹介します。
最も重要なのがプロトタイピング。ここでは業界標準のツールである「Figma」の使いこなしが必要です。要件に基づき、クライアントの要望を取り入れながら、Webサイト全体の構成を固めながら、個々のページの動作や遷移を決めていきます。
プロトタイプがきちんと作れれば、HTML/CSSで実装します。デザインの基本は重要ですが、独創性のあるデザインが求められているわけではありません。クライアントが要望するWebサイトやWebページを作るのが重要です。そのために必要な知識と、要望を形にするための最短距離を指南します。仕事ですから、時間は重要。最速で正解に到達するための手法を紹介します。
多くの案件では、デザインして終わりでは済みません。Webサイトとして公開するまでがお仕事です。ただ、Webデザイナーがインフラにもくわしくなれというのは困難です。そこで、WordPressでのサイト構築を武器にしましょう。これなら、専任の管理者がいないクライアントでも運用が可能です。
本書では単なる仕事の紹介ではなく、仕事の進め方だけでもなく、実際に仕事を進めていくうえでの技術的な知識とスキルも身に付けられるよう構成しました。「Figma」「WordPress」といった無料で使えるツールだけでなく、「Illustrator」「Photoshop」にも精通できるよう、また「PHP」「jQuery」など、いずれ知っておくと武器になるWebプログラミングも簡単に紹介しています。
プロのWebデザイナーを目指す人なら、ぜひ本書でその第一歩を踏み出してみませんか。