梅、桃、桜、三つの春が一度に訪れる小さな町の四季と暮らし都会でもない、農村でもない、歩いてひとめぐり出来るほどの美しくも小さな城下町=スモールタウン、福島県三春町で器と生活雑貨の店「in-kyo」をいとなむ長谷川ちえさんが、立春~大寒まで二十四節気ごとに季節の移ろい、人や町の様子を描く24編のエッセイ集。装画挿画は繊細な線画が人気の素描家shunshunさん。巻末には元三春町町長、伊藤寛氏の書き下ろし訪問記も収録。2021年発売の『三春タイムズ』の続巻です。