★大藪賞&推協賞ダブル受賞! 一気読み必至の警察小説がついに文庫化昭和29年、大阪城付近で政治家秘書が頭に麻袋を被せられた刺殺体となって見つかった。大阪市警視庁が騒然とするなか、中卒の若手・新城は初めての殺人事件捜査に意気込むが、上層部の思惑で、国警から出向してきた帝大卒のエリート・守屋と組むことに。全てが正反対のふたりは衝突を繰り返しながら、戦後大阪に広がる巨大な闇に迫る。果たして、執念の捜査の果てに彼らが行き着いた〝真実〟とは――。文庫解説・門井慶喜