恋仲だった清七はなぜ死んだ? 灸師の小梅は真相を探るが鍵を握る材木問屋「木島屋」の手代・小三郎は行方知れずのまま。そんな折、小梅が助けたある男が小三郎の意外な話をもたらす。一方、かつて木島屋が店子を追い払った地には瀟しようしや洒な屋敷が建った。そこに姿を見せた針売りの女に小梅は瞠どうもく目し......。江戸の情緒と闇が交錯するシリーズ第三弾!