江戸に急増する不眠と悪夢。漢方の薬が品薄のため、医者の泰山は代替品として梔子の実を処方していた。そんな時、美しい少年が患者にお札を配り歩いているという噂を聞きつける。竜晴は薬種問屋の三河屋でその札を見せてもらうことに。札に呪法がかかっていることを一目で見抜いた竜晴は少年を探そうとするが、数日後、泰山が行方不明となり......。