近くの書店で在庫を調べる
  • 著者桜木紫乃
  • 出版社集英社
  • ISBN9784087445343
  • 発行2023年6月

家族じまい

【第15回中央公論文芸賞受賞作】
「ママがね、ボケちゃったみたいなんだよ」妹からの電話で実家の状況を知った智代。かつて横暴だった父が、母の面倒をみているという。関わり薄くいられのも、お互いの健康あればこそだった。長男長女、墓守、責任という言葉に距離を置いてきた日々。妹は二世帯同居を考えているようだ。親孝行に名を借りた
無意識の打算はないか。家族という単位と役割を、北海道を舞台に問いかける傑作長編。
【著者略歴】
桜木紫乃(さくらぎ・しの)
1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で「オール讀物」新人賞を受賞。07年に同作を収録した単行本『氷平線』を刊行。13年『ラブレス』で島清恋愛文学賞を受賞。同年、『ホテルローヤル』で第149回直木賞を受賞し、ベストセラーとなる。他の著書に『起終点駅 ターミナル』『無垢の領域』『蛇行する月』『裸の華』『緋の河』『孤蝶の城』など。

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 鹿男あをによし
  • 地面師たち
  • 52ヘルツのクジラたち
  • 禁断の魔術
  • 星を掬う
  • ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人
  • あなたはここにいなくとも
  • おまじない
  • ドミノ
  • カケラ