「孤独のグルメ」の原作者として知られる久住昌之氏は、漫画の原作や執筆のほか、音楽やエッセイなど多方面で活動しています。久住氏には「絵描き」としての顔があり、絵本を刊行したり自著のイラスト手がけたり、個展も毎年開催しています。本書はそんな久住氏の「絵描き」の側面にスポットを当て、展覧会やメディアで発表した作品を紹介していく作品集です。アクリル画による自画像イラストから、大型の油彩画、学生時代から続けている切り絵、陶芸作品、楽器へのペイントまで実に多彩。ポスターや本の装丁などデザイナーとして手がけた仕事も紹介します。制作コメントなども添えて、作品とともに著者の軽妙な文章も楽しめる一冊です。