もし何かが「一つずつ減っている」または「増えている」と感じたら、この読書を中止してください。作家・三津田と編集者の三間坂は、これまで家についての禍々しくも興味深い五つの話を知り、次いで〈烏合邸〉で記された四つの体験談にかかわってきた。そして今回、三間坂の家の蔵から新たに発見されたのが、厳重に封印が施された三つの記録――それらはすべて「家そのものが幽霊」だという奇っ怪な内容で……。最凶「幽霊屋敷」シリーズ最新作!〈解説〉芦花公園