方言は、かわいい? あなたは今もお国ことばを使っていますか?
日本語の各地方の方言は、いつどのようにして生まれ、そして今、どのように位置づけられているのか? なぜ、東京の下町ではなく、山の手の言葉が標準語になったのか? 気鋭の日本語学者が、平安時代の『源氏物語』や江戸時代の「方言集」、明治時代の「方言札」から現代の「方言ラップ」まで、古今東西の具体的な言葉や事例をひもときながら、その多種多様な世界に迫る。面白くて、ためになる方言論!
第1回 方言は、かわいい? カッコいい?
第2回 方言ラップを聴いてみよう~その?
第3回 方言ラップを聴いてみよう~その?
第4回 平安貴族が方言に向ける視線
第5回 鎌倉時代から江戸時代の人々は方言をどう見ていたか
第6回 近代化の中で抑圧される方言
第7回 方言の地位が劇的に変化する
第8回 注目を集める手段としての方言
第9回 方言が結ぶ人々の絆
第10回 方言会話を記録する
第11回 気づかない方言
第12回 方言で遊ぶ若者たち
第13回 方言を味わう 方言で味わう