水郷柳川と肥後南関の豊かな風光にはぐくまれた詩人は、 明治42年、近代的感覚と官能に染められた処女詩集「邪宗門」によって一世を驚かし、その南国情緒と南蛮趣味は異国への浪漫的刺 激をもたらした。 都会的、 装飾的な「東京景物詩」、 童謡の源となった抒情小曲集 「思い出」 などの初期詩集から最後の詩集「新頌」まで、生涯の代表詩を網羅。
昭和三十七年五月三十日 初版発行 昭和四十三年八月三十日 十二版発行 昭和四十九年八月三十日 改版三版発行
発行者 角川源義 印刷者 橋本伝四郎 印刷所 株式会社角川書店 新興印刷・多摩文庫 Printed in Japan 0192-112003-0946(1)