人生の最終結論
役立たずでいいじゃない
虫を相手にすると、そういう問題の解答がひとりでに見えてくる
ハチに刺されて意識消失…命がけの採集記も収録
形はどこにあるのか、色は何でできているか、虫を拡大すると世界はどうなるのか、生物多様性とはなにか。
ただ面白いから一日中、虫を見ているだけ。
そうしているうちに、なにかがわかってしまう。
物事にすべて理由があるとは限らないのである――。
長年、虫と自然に教わってきた世界の見方を明解に楽しく語る養老孟司流の生きるヒント。
虫に憑りつかれた面々が虫好きの楽園・ラオスに集った命がけの採集記も収録。
文庫版オリジナルエッセイ付き。
『虫と虫』(廣済堂出版)を改題・再編集のうえ文庫化。