寺山がこの世を去ってから40年──社会状況は大きく変化してきたが、寺山が残したものは、いまもなお読み直され、多くの読者・観客を惹きつけている。現代の問題意識と深くつながる、寺山の多岐にわたる活動に対して、思想、競馬、言語学、美術、デザイン、演劇、映像、政治をテーマに、各分野の筆者陣がそれぞれの問題意識で挑み、新たな魅力を発掘する画期的な論集。【推 薦】 渡部泰明(国文学研究資料館館長)そうか。いつまでもいかがわしさを失わないから、寺山修司は魅力的なのか。