差別だといわれて絶版になった『ちびくろサンボ』。この本は本当に差別的な絵本だったのか? 自ら「部落民3世」と名乗る灘本昌久氏と、「在日の裏切り者」という竹田青嗣氏、そして「ものぐさ精神分析」の岸田秀氏の巻末の鼎談は、テレビ局や出版社の差別問題に関する教科書になっている。