1937年冬、南京。激しい攻防戦の後、街は日本軍によって占領された。荒廃した南京での中国人を救おうと奔走し「南京のシンドラー」と呼ばれたドイツ人の日記が、歴史の封印を解かれた。「大虐殺」と「まぼろし」の間を揺れ動いてきた論争に絶大な影響を与えた、中立の第三者が記録した「南京事件」の真相。