20世紀の大戦を終え、若者たちは「現実」よりも「世界観」を、「認識」よりも「体験」を、「教師」のかかわりに「指導者」を求めるようになっていた。ウェーバーはこれらの風潮を「弱さ」だと叱咤し、「日々の仕事に戻れ」と言う。社会に希望に見出せず、現実と向き合えない若者に向けて、学問と政治のあるべき姿を説く、ウェーバーの名講演2作を漫画化。