• 著者ぎょうせい

月刊 ガバナンス 2023年2月号

特集:地域包括ケア・共生社会を紡ぎ直す

超高齢社会を迎え、介護保険制度が創設されて以降、地域では高齢者を支えるさまざまな取り組みが進められてきた。その核となるのが、要介護状態になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けられるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援などが一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築だ。さらに近年では、その理念を普遍化し、障害がある人や子どもなども含めて、地域を丸ごと支える「地域共生社会」づくりが進められてきた。だが、そこにコロナ禍が襲来。ケアや支援にとって重要な、人と人、人と社会とのつながりが大きく妨げられた。地域には今、それをどう紡ぎ直していくかが問われている。コロナ禍の影響も含めて考えてみたい。

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