月刊 地方議会人 2022年1月号

    特集:コロナと地域医療のこれから

    日本の感染症パンデミック対策は感染症指定医療機関(過半数は公立、公的病院)が少数選定されていただけで、数の上でも、施設整備や装備の面でも充分な状況にありませんでした。同時に新型コロナ感染症は、地域間格差が大きいことを示しました。大都市部と地方とでは当然必要とされる医療の内容は異なり、医療提供体制の質や量の面でも大きく異なりますが、それぞれの圏域で実効ある機能分化と連携体制の構築が、平時の医療にあっても、感染拡大時にあっても重要であることが示されました。今月号では様々な特集事例を通して「医師不足」、「偏在の苦しみの解消」が求められている地域医療の現状と今後について解説します。

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