高知県佐川村の造り酒屋「岸屋」に生まれた牧野富太郎は、幼い頃から勉学に秀で、商家の跡取りとして祖母の期待を受けますが植物学に魅せられ、東京に出て植物学者としての険しい道を歩みます。後に「日本植物学の父」と称される植物学者牧野富太郎が、天真らんまんにそしてひたむきに植物への愛を貫いた生涯を描きます。