上嶋鬼貫(1661‐1738)は、「東の芭蕉、西の鬼貫」と並び称された元禄期の俳人。『鬼貫句選』上巻には、炭太祇が精選した鬼貫の発句三百五十余句を収める。下巻には、自宅内で禁足しながら書かれた東海道の旅日記「禁足旅記」を収録。『独ごと』は、「まことの外に俳諧なし」で知られる鬼貫の俳論・随筆の集大成である。